ExpressVPNでDNSリークを防ぐ方法【プライバシー保護に必須の設定】

VPNを使っているのに、アクセス履歴が外部に漏れているかもしれない――そんな不安を感じたことはありませんか?

実は、VPN接続中でもDNSリクエストがISPや第三者に送信されてしまう「DNSリーク」が発生することがあります。

ExpressVPNでは、こうしたリスクを防ぐために独自のプライベートDNSを全サーバーに搭載し、DNSリクエストまで暗号化・保護する仕組みを採用しています。

この記事では、DNSリークの仕組みとExpressVPNによる防止方法、設定時の注意点まで、プライバシー重視の方に向けてわかりやすく解説します。

ExpressVPNのDNSとは

ExpressVPNのDNSとは、ExpressVPNが提供する独自のプライベートDNS(Domain Name System)サービスのことです。

VPN接続中は、ユーザーのDNSリクエスト(例:www.example.com → IPアドレスへの変換)もすべて、ExpressVPNの自社運営DNSサーバーを経由して処理されます。

この仕組みにより、外部のDNSサーバー(ISPやGoogle DNSなど)にリクエストが漏れることなく、完全にプライベートな状態で通信できるのが特徴です。

主な特徴

  • 自社管理のDNSサーバーを使用(GoogleやISPのDNSは使わない)

  • すべてのDNSリクエストが暗号化される

  • アプリ利用時は自動的に有効化される(特別な設定不要)

ExpressVPNのDNSによるメリット

ExpressVPNのDNSによるメリットは、次のとおりです。

1. DNSリークを根本から防止できる

ExpressVPNは、すべてのVPNサーバーにプライベートDNS(自社管理のDNS)を内蔵しており、外部のDNSサーバー(ISPやGoogle DNSなど)を一切使用しません。

そのため、DNSリクエストがVPNトンネル外に漏れる「DNSリーク」を防げます。

2. 通信履歴の秘匿性が高い

プライベートDNSを使うことで、「どのWebサイトにアクセスしたか」という情報を第三者に知られるリスクが低くなります。

これは、単にIPアドレスを隠すだけのVPNよりも、高い匿名性を実現できます。

3. 自動で有効化され、追加設定が不要

ExpressVPNアプリを使えば、プライベートDNSは標準で有効化済み。

ユーザーがDNSサーバーの設定を変更する必要はなく、初心者でもDNS保護の恩恵を受けられます。

4. 安全かつ高速なブラウジングが可能

ExpressVPNのDNSは、セキュリティ重視で設計されているだけでなく、応答速度も高速です。

そのため、プライバシーを守りながらも快適なネット利用が可能です。

5. ログを一切残さない

ExpressVPNは「ノーログポリシー」を掲げており、DNSリクエストのログも一切記録されません。

第三者はもちろん、ExpressVPN自身もユーザーの通信履歴を把握できない設計になっています。

ExpressVPNでDNSリークを防ぐためにユーザーがやるべき設定

ExpressVPNでは、アプリを使えば特別な設定は不要ですが、以下を確認しておくと安心です。

1. ExpressVPNアプリを最新に保つ

→ 古いバージョンだと、まれに設定が反映されないこともあります。

2. 他のVPN・プロキシ・DNS変更アプリを無効にする

→ 他サービスが干渉して、DNSリクエストが外部に流れる可能性があります。

3. dnsleaktest.comなどで確認

→ ExpressVPN接続中に、自分のDNSリクエストが「ExpressVPNのDNSサーバーのみ」になっているか確認できます。

まとめ

VPNでIPアドレスを隠しても、DNSリクエストが外部に漏れていたら実質的な匿名性は確保できません。

ExpressVPNのようにDNSまで守れる設計のVPNを使うことで、ようやく本当の意味でのプライバシーが守られます。

安心・安全なVPN選びには、「DNSリーク対策」が必須条件です。

ExpressVPNはその点で、業界でもトップクラスの対策を講じています。