NordVPNはWindowsやMacだけでなく、UbuntuなどのLinux環境でも利用できるVPNサービスです。
Linux版はCLI(コマンド操作)で動作するため、一見難しそうに見えますが、公式リポジトリを追加してパッケージをインストールするだけで簡単に導入できます。
本記事では、UbuntuにNordVPNを導入する方法をインストールからログイン、接続までの手順に分けて分かりやすく解説します。
これからLinux環境でVPNを利用したい方やセキュリティ強化・地域制限の回避を行いたい方の参考になる内容になっています。
目次
- 1 NordVPNをUbuntuに導入・インストールする方法
- 2 NordVPNをUbuntuに導入・インストール時によくあるエラーと対処法
- 2.1 1. wget や curl でインストーラー取得に失敗する
- 2.2 2. chmod +x install.sh 実行後の Permission denied
- 2.3 3. Unable to locate package nordvpn が出る
- 2.4 4. nordvpn: command not found
- 2.5 5. Error: cannot login / ログイン用ブラウザが開かない
- 2.6 6. Error: connection failed / VPNに接続できない
- 2.7 7. GUIなしのUbuntu Serverでの認証問題
- 2.8 8. 古いUbuntuでの依存パッケージ不足
- 2.9 9. アンインストール後にリポジトリが残る問題
- 2.10 10. IPv6環境での接続エラー
- 3 まとめ
NordVPNをUbuntuに導入・インストールする方法
ここからは、NordVPNをUbuntuに導入・インストールする方法を解説していきます。
1. 対応環境の確認
NordVPNのLinux版は以下のディストリビューションでサポートされています:
-
Ubuntu(推奨版 20.04 / 22.04 / 24.04)
-
Debian系
-
その他Linux(要手動設定)
以下の条件があれば問題なく導入できます:
-
sudoが使えるユーザー権限 -
64bit環境
-
安定したインターネット接続
準備ができたら導入手順へ進みます。
2. リポジトリ追加 & インストーラー取得
まず公式リポジトリを使えるようにするため、NordVPNのインストーラーパッケージを取得します。
wget -qnc https://downloads.nordcdn.com/apps/linux/install.sh
続いて、インストーラーに実行権限を付与します
そしてインストーラーを実行:
これで自動的にリポジトリ登録とNordVPNクライアントのインストールが行われます。
3. NordVPNにログイン
インストールが完了したら、以下でログインします。
この時ブラウザが立ち上がり、認証ページが表示されます。
ログインが成功するとCLI側にも認証が反映されます。
もしブラウザが開かない場合は、以下を実行してURLをコピーします。
4. VPNサーバーに接続する
ログインが完了したら、VPNへ接続します。
最も簡単なのは以下のコマンド
これで最適なサーバーに自動接続されます。
特定の国を指定する場合:
例:アメリカなら us、イギリスなら uk など
国コード一覧は以下:
5. 接続状況の確認
接続中かどうかは以下で確認:
VPNを切断する場合:
6. 便利な設定(Kill Switch / 自動接続)
Linux版では以下の設定が使えます:
● Kill Switch(VPN切断時に通信を遮断)
OFFにしたい場合:
● 自動接続(起動時にVPN接続)
国指定も可能:
7. プロトコル変更(OpenVPN / NordLynx)
高速な「NordLynx」を使いたい場合:
OpenVPNに切り替える場合:
プロトコル確認:
8. アンインストール方法
削除したい場合は以下:
リポジトリも消す場合:
NordVPNをUbuntuに導入・インストール時によくあるエラーと対処法
以下では、NordVPNをUbuntuに導入・インストールする際によく発生するエラーとその対処法をわかりやすく整理しています。
1. wget や curl でインストーラー取得に失敗する
【症状例】
【主な原因】
-
ネットワークのDNS問題
-
ファイアウォールやVPNの干渉
-
wgetやcurl未インストール -
証明書エラー
【対処法】
通信が怪しい場合はDNSを変更:
Google DNS などを指定:
VPN使用中なら一度切断して再取得。
2. chmod +x install.sh 実行後の Permission denied
【症状例】
【主な原因】
-
実行権限不足
-
/home 以外に保存している
-
ファイルシステムの権限制限
【対処法】
権限付与:
それでも無理なら sudo で実行:
3. Unable to locate package nordvpn が出る
【症状例】
【主な原因】
-
リポジトリが追加されていない
-
apt updateを実行していない -
OSが対応外(古いUbuntuなど)
【対処法】
リポジトリ追加用インストーラーをやり直す:
実行後に更新:
4. nordvpn: command not found
【症状例】
【主な原因】
-
PATHが反映されていない
-
セッションに再ログインしていない
【対処法】
以下を試す:
もしくは再起動:
5. Error: cannot login / ログイン用ブラウザが開かない
【症状例】
【主な原因】
-
GUIなし環境(サーバー版)
-
デフォルトブラウザが設定されていない
-
X11/Wayland 周りの問題
【対処法】
ブラウザ起動なしでログインURLを発行:
表示されたURLをコピーしてブラウザに貼り付けて認証。
6. Error: connection failed / VPNに接続できない
【症状例】
【主な原因】
-
Firewall(UFW)がUDPを遮断
-
Wireguardモジュール未対応(NordLynx)
-
OpenVPN設定との競合
【対処法】
Firewall確認:
一時停止で確認:
(※安全な環境でのみ実行)
NordLynx → OpenVPNに切替:
7. GUIなしのUbuntu Serverでの認証問題
【症状例】
ブラウザが起動せずログインできない
【対処法】--url オプションを利用:
ブラウザで開いて認証 → 自動反映されます。
8. 古いUbuntuでの依存パッケージ不足
【症状例】
【主な原因】
-
Ubuntu 18.04 以前で発生することも
【対処法】
最新のDebian/Ubuntu向け依存パッケージをインストール:
9. アンインストール後にリポジトリが残る問題
【現象】apt update 時にエラーが出る
【対処法】
リポジトリ削除:
10. IPv6環境での接続エラー
【現象】connect と表示されても通信できない
【対処法】
IPv6を無効化(例 /etc/sysctl.conf):
反映:
まとめ
UbuntuにNordVPNを導入する手順は、インストーラーを取得して実行し、ログイン後に接続するだけと非常にシンプルです。
Linux版はCLI操作が中心ですが、基本コマンドさえ覚えれば、接続・切断・設定変更まで問題なく扱えます。
さらに自動接続やKill Switch、NordLynxの利用など、セキュリティ面の強化も柔軟に行える点も魅力です。
Linux環境でも安全に通信したい方や地域制限を回避したいユーザーは、今回の手順を参考にUbuntuへ導入してみてください。
インストール時にエラーが出た場合もよくある原因を押さえれば対処できるケースが多いため、焦らず進めていけば問題なく利用できるようになります。





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