モバイルデータ通信にVPNは必要?安全性とメリットを徹底解説

スマートフォンで外出先からインターネットにアクセスする際、多くの人が「モバイルデータ通信」を利用していますが、この通信環境でVPNを使う必要があるのか?と疑問に感じる方もいるでしょう。

Wi-Fiと比べて安全だと言われるモバイル通信ですが、実はVPNを活用することで、さらにセキュリティやプライバシーの保護を強化できるのです。

この記事では、モバイルデータ通信におけるVPNの必要性、使うべきケース、導入するメリットと注意点についてわかりやすく解説します。

スマホをもっと安心・安全に使いたい方は、ぜひチェックしてみてください。

モバイルデータ通信にVPNは必要?

モバイルデータ通信(4G/5G)は、一般的にWi-Fiよりもセキュリティが高いとされています。

なぜなら、モバイル通信は通信キャリア(docomo、au、SoftBankなど)によって管理されており、暗号化された回線が使われているためです。

項目 モバイルデータ通信(4G/5G) Wi-Fi(公衆・自宅)
通信経路 携帯キャリアのモバイルネットワーク ルーターを介したインターネット回線
セキュリティの強さ 基本的に暗号化されており比較的安全 自宅Wi-Fiは安全だが、公衆Wi-Fiは危険性あり
通信の安定性 電波状況により変動あり 回線速度や混雑状況に依存する
通信速度 地域や時間帯によるが高速化が進んでいる 光回線なら高速、公衆Wi-Fiは不安定な場合も
利用可能な場所 携帯の電波が届く場所ならどこでも使用可 Wi-Fiスポットや自宅周辺などに限定される
通信量の制限 プランに応じて上限あり(使いすぎ注意) 無制限(ただし公衆Wi-Fiは速度制限あり)
VPNの必要性 基本的には低いが、情報保護には有効 公衆Wi-Fiでは高く、自宅では状況により必要
接続の手間 自動接続(SIMにより) パスワード入力・認証が必要なことがある
料金 通常は月額制(通信量により変動) 自宅Wi-Fiは固定費、公衆Wi-Fiは無料も多い

そのため、「モバイル通信ではVPNは不要」と考える人も少なくありません。

しかし、スマホで個人情報をやり取りしたり、アプリやサービスを多用する現代では、モバイル通信であってもVPNを使うメリットは十分にあります。

モバイルデータ通信でもVPNを使うべきケース5選

モバイルデータ通信でもVPNを使うべきケースは、次のとおりです。

1. ネットバンキングやクレジットカードの利用時

スマホで銀行アプリを使ったり、オンラインで決済をする場合、個人情報や金融情報のやり取りが発生します。

モバイル通信は比較的安全とはいえ、中間者攻撃やアプリの脆弱性を狙った盗聴リスクはゼロではありません。

→ VPNで通信を暗号化することで、データの漏洩リスクを軽減できます。

2. 会社の業務システムや社内ネットワークにアクセスするとき

リモートワークで、社外から社内システムにアクセスする場面では、企業の機密情報を扱う可能性があります。

→ VPNを通じて安全な接続を確保すれば、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。

3. SNSやチャットアプリのプライバシーを守りたいとき

LINE・Instagram・X(旧Twitter)などのSNSやチャットアプリは、利用者の位置情報やIPアドレスを含む大量の情報を収集しています。

→ VPNを使えば、IPアドレスをマスクし、第三者によるトラッキングや監視を回避できます。

4. 海外滞在中に日本のサービスを利用したいとき

TVer、Hulu、radiko、楽天Vikiなどは地域制限(ジオブロック)がかかっており、海外からはアクセスできません。

→ VPNを使って日本のIPアドレスに切り替えれば、あたかも日本国内にいるようにサービスが利用可能になります。

5. 公共Wi-Fiに自動接続される場合の保険として

モバイルデータ通信を使っていても、自動的にWi-Fiに切り替わることがある場面(例えば駅やカフェ)では、知らないうちに危険な公衆Wi-Fiに接続してしまう可能性も。

→ 常時VPNをオンにしておけば、万が一Wi-Fiに切り替わっても通信が守られるので安心です。

モバイルデータ通信でVPNを使う際の注意点

モバイルデータ通信でVPNを利用することは、セキュリティやプライバシー保護の面で非常に効果的ですが、使うにあたってはいくつか注意すべきポイントもあります。

以下に、特に気をつけたい点をまとめました。

1. 通信速度が低下する可能性がある

VPNを使うと、通信がいったんVPNサーバーを経由してから目的地に届く仕組みになるため、通常より速度が遅くなることがあります。

特に、動画視聴や大きなファイルのダウンロード時には、ラグや読み込み遅延が発生する場合も。

2. バッテリー消費が増える

VPNを常時接続にすると、バックグラウンドで通信処理が続くため、バッテリーの減りがやや早くなる傾向があります。

3. 一部のアプリやサービスで不具合が起こることも

銀行系アプリやストリーミングサービスなどは、VPNの使用を検出すると制限をかけることがあります。

ログインできない、地域判定に失敗するなどのトラブルが発生することも。

4. 無料VPNはリスクが高い

無料VPNの中には、通信ログを記録して販売する業者や、通信の安定性に欠けるサービスも存在します。

セキュリティ対策として使ったつもりが、逆に情報漏洩の原因になることも。

5. 通信量が多くなる場合がある

VPNでは通信を暗号化するため、データ量がわずかに増えることがあります。

モバイルデータの容量制限がある人にとっては、注意が必要です。

まとめ

モバイルデータ通信は、Wi-Fiと比べて基本的に安全性が高い通信手段とされています。

しかし、スマートフォンで扱う情報が多様化し、個人情報やプライバシーに関するリスクが高まる中で、モバイル通信中でもVPNを活用することで、さらに安心・安全なインターネット環境を整えることが可能です。

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