VPN(仮想プライベートネットワーク)は、通信を暗号化して安全にインターネットを利用できる便利な仕組みですが、実は一部の国や企業、サービスではVPNの利用が制限・禁止されています。
「VPNを使うと違法になるの?」「どんな場面で使ってはいけないの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、VPNの利用が禁止されている国やサービス、職場・学校などで制限される理由をわかりやすく解説します。
違法になるケースと安全に使うためのポイントも紹介しますので、VPNを利用する前にぜひ確認しておきましょう。
目次
VPNは使ってはいけない?
結論から言うと、VPNの利用自体は日本では違法ではありません。
VPN(Virtual Private Network)は、本来インターネット上の通信を暗号化し、安全にデータをやり取りするための仕組みです。
公共Wi-Fiを安全に使ったり、リモートワークで社内ネットワークへ安全に接続したりと、正しく使えば非常に便利でセキュリティ効果の高いツールです。
しかし、一部の国や環境ではVPNの利用が制限・禁止されている場合があります。
また、使い方によっては規約違反やアカウント停止につながることもあるため注意が必要です。
VPN利用が制限・禁止されているケース
VPNは基本的に合法で、安全に通信を行うための技術として広く利用されています。
しかし、すべての環境で自由に使えるわけではなく、国・組織・サービスごとにVPNの利用が制限または禁止されている場合があります。
ここでは代表的なケースを紹介します。
1. 法律でVPNが制限・禁止されている国
一部の国では、政府が通信を監視・管理する目的でVPNの利用を制限しています。
これらの国では、政府公認のVPN以外を使うと罰金や刑罰の対象になることがあります。
VPNの利用が制限・禁止されている主な国(2025年時点)
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中国:政府認可VPN以外の使用は禁止。違反すると罰金の可能性あり。
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ロシア:匿名通信の規制強化により、非承認VPNの利用が違法。
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イラン:国家の監視を回避する目的のVPN利用は禁止。
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UAE(アラブ首長国連邦):詐欺目的や規制回避でのVPN利用に罰金が科される場合あり。
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北朝鮮:VPNを含むインターネット利用自体が厳しく制限されている。
これらの国では、旅行中にVPNを使用しただけでも違法となるケースがあるため注意が必要です。
2. 企業・学校などのネットワーク環境
会社や教育機関では、情報漏洩防止や業務管理のためにVPN利用を制限している場合があります。
社内ネットワークで個人VPNを使うとセキュリティポリシー違反として処分の対象になることもあります。
具体例
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社内ネットワークへの無断VPN接続
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業務用PCで個人VPNを使用
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学校Wi-FiでVPNを使って制限サイトへアクセス
これらは管理者の監視やセキュリティ上のルールに反する行為とみなされるため、事前に使用可否を確認しましょう。
3. 動画配信サービスやオンラインゲーム
Netflix、Disney+、Amazon Prime Video、Steam、Epic Gamesなどのオンラインサービスでは、地域制限を回避する目的のVPN利用を利用規約で禁止している場合があります。
よくあるケース
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日本未配信の作品を海外サーバー経由で視聴
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海外限定のゲームコンテンツにアクセス
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地域限定の特典を不正に取得
こうした行為は法的な犯罪ではありませんが、規約違反によりアカウント停止などの措置を受けるリスクがあります。
まとめ
VPNの利用は日本を含む多くの国で合法ですが、使う場所や目的によっては制限や禁止の対象となる場合があります。
特に中国やロシアなどの一部の国では政府がVPNを規制しており、無許可で使用すると罰金や処罰を受ける可能性があります。
また、会社・学校・動画配信サービスなどでもセキュリティや契約上の理由からVPNの使用が禁止されていることがあります。
VPNを安全に利用するためには、
- 利用国の法律を確認する
- 所属組織やサービスの規約に従う
- 信頼できるVPN(ノーログ・セキュリティ重視)を選ぶ
といった基本を守ることが大切です。
VPNは「使ってはいけない」ものではなく、正しく使えばプライバシー保護や通信の安全性を高める非常に有用なツールです。
ルールとマナーを理解した上で、安心・安全に活用していきましょう。





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