テレワークや外出先から社内ネットワークに安全にアクセスする手段として、SonicWallのSSL VPNは多くの企業で導入されています。
しかし、「設定が難しそう」「英語ばかりでよくわからない」と感じて、導入をためらっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ネットワークやセキュリティに詳しくない方でも理解できるように、SonicWall SSL VPNの設定手順をやさしく丁寧に解説します。
初期設定からユーザーアクセスの許可、接続確認まで、一通りの流れを順を追って説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SonicWall SSL VPNとは何か?
SonicWall SSL VPNとは、SonicWall社が提供するセキュアなリモートアクセス手段のひとつで、社外にいるユーザーがインターネットを通じて社内ネットワークに安全に接続できる仕組みです。
「SSL VPN」とはその名の通り、SSL(Secure Sockets Layer)暗号化技術を使ったVPNのことで、特別なソフトウェアを使わずに、Webブラウザや軽量クライアントでリモート接続できる点が大きな特徴です。
活用シーンとしては、
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テレワークや在宅勤務での社内システム利用
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外出先からのファイルサーバーアクセス
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社内ネットワークへの安全なVPNゲートウェイとしての利用
などがあります。
特徴
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どこからでも接続できる
インターネットがあれば、自宅・カフェ・出張先からでも社内ネットワークにアクセス可能。 -
専用ソフトなしでも使える
Webブラウザ経由でログイン・接続できるため、初期導入のハードルが低い。 -
通信内容は暗号化されているため安全
機密情報の漏洩リスクを抑えながら、業務データやシステムにアクセスできる。 -
ユーザー単位でアクセス制限が可能
管理者は、誰がどのリソースにアクセスできるか細かく制御可能。
SonicWall SSL VPNの設定方法
SonicWallのSSL VPNを使えば、社外から安全に社内ネットワークへアクセスできます。
ここでは、最も基本的なSSL VPNの設定手順を順を追って解説します。
ステップ1:SSL VPN機能を有効にする
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SonicWallの管理画面にログイン
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左メニューから「SSL VPN」を選択
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「Server Settings(サーバー設定)」を開く
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Enable SSL VPNにチェックを入れて有効化 -
使用するポート番号(デフォルトは4433)を確認・設定
ステップ2:SSL VPNで使用するゾーンとインターフェースを指定
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「Network(ネットワーク)」→「Interfaces(インターフェース)」を開く
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SSL VPNを通すインターフェース(例:WAN)を選択して編集
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「SSL VPN」ゾーンを割り当てる
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保存して適用
ステップ3:ユーザーアカウントを作成(またはActive Directoryと連携)
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管理画面の「Users(ユーザー)」→「Local Users & Groups」からローカルユーザーを作成
または -
「LDAP」設定でActive Directoryと連携し、ドメインユーザーでVPN接続できるようにする
ステップ4:ユーザーにSSL VPNアクセスを許可する
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ユーザーまたはグループの設定画面を開く
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「VPN Access」タブで、アクセスを許可する内部ネットワーク(例:LAN Subnet)を選択
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保存して閉じる
ステップ5:ファイアウォールのアクセスルールを確認
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「Rules(ルール)」→「Access Rules」
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「From:SSL VPN」「To:LAN(または必要なゾーン)」の通信が許可されているか確認
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必要に応じてルールを追加し、「Allow」アクションを設定
ステップ6:接続テスト(NetExtender またはブラウザ)
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SonicWallのSSL VPNには、**専用のクライアントソフト「NetExtender」**があります(Windows/Mac対応)
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または、ブラウザから
https://[グローバルIP]:[ポート番号]にアクセスしてログインも可能
※ 接続には、グローバルIPアドレスまたはDDNSが必要です。
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ファイアウォールルールの設定ミス
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VPNアクセス許可の設定漏れ
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クライアントPCのDNS解決エラーやプロキシ干渉
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SSL証明書の期限切れ(自己署名証明書を使用している場合)
まとめ
SonicWallのSSL VPNは、インターネット経由で社内ネットワークに安全にアクセスできる非常に便利な機能です。
Webブラウザや専用クライアント(NetExtender)を使って、外出先からもセキュアなリモート接続を実現できます。
設定手順も、基本的な流れを押さえれば初心者でも問題なく導入可能です。
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SSL VPN機能の有効化
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対象インターフェースやゾーンの設定
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ユーザーアカウントとアクセス権限の設定
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ファイアウォールルールの確認
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クライアントからの接続テスト
万が一うまく繋がらない場合も、設定ミスやファイアウォールルールを見直すことで解決できることがほとんどです。
テレワークやリモート業務を安全・快適に進めるために、SonicWall SSL VPNの導入は非常に有効な選択肢と言えるでしょう。





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