NordVPNは世界的に人気の高いVPNサービスですが、「どこの国で運営されているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
VPNサービスを選ぶ際は、提供元の国によってプライバシー保護の強さや法的な制約が異なるため、非常に重要なポイントです。
本記事では、NordVPNの本拠地や運営会社の情報、なぜその国に拠点を置いているのか、そのメリットについて詳しく解説します。
安全にVPNを利用したい方はぜひ参考にしてください。
目次
NordVPNはどこの国のサービス?
NordVPNはプライバシー保護が強力な「パナマ共和国」に本拠地を置くVPNサービスです。
VPNは通信内容を暗号化するだけでなく、「どの国の法律の下で運営されているか」も重要なポイントです。
国によっては政府機関がVPN運営会社に情報提供を強制できる場合もあります。
その点、NordVPNはパナマという「プライバシー保護に最適な国」に拠点を置いており、個人情報を守りたいユーザーから高い評価を受けています。
項目 | 詳細情報 |
---|---|
運営会社 | Nord Security(旧:Tefincom S.A.) |
本拠地(登記国) | パナマ共和国 |
創業年 | 2012年 |
データ保持法 | なし(ユーザーデータ保存義務なし) |
国際監視同盟加盟状況 | 未加盟(Five Eyesなど非参加) |
NordVPNがパナマを選んだ理由
NordVPNがパナマを選んだ理由は、次のとおりです。
1. データ保持法が存在しない(ノーログポリシーが実現可能)
パナマは、ユーザーのオンライン活動に関するデータを保管する義務を企業に課していません。
そのため、NordVPNは「ノーログポリシー」を公式に掲げ、実際に通信履歴やIPアドレス、接続ログなどの個人情報を一切保存しない運営が可能です。
2. 国際的な監視連携に非加盟
パナマは、アメリカ・イギリスなどが主導する情報共有ネットワーク「Five Eyes」「Nine Eyes」「Fourteen Eyes」に加盟していません。
これは、パナマが他国の政府機関と個人情報を共有する法的な義務を持たないことを意味しています。
結果として、政府や諜報機関からのデータ開示要求を受けるリスクが極めて低いのです。
3. プライバシー保護に寛容な法制度
パナマは、銀行秘密保護やプライバシー分野で独自の法制度を整えており、個人情報や通信のプライバシーを守る文化が根付いています。
オフショア金融センターとしても有名で、匿名性を重視する顧客層に適した環境が整っています。
2018年と2020年に、世界的な会計事務所「PricewaterhouseCoopers(PwC)」による独立監査を受け、ノーログポリシーの実施が確認されています。
ユーザーの活動データが一切保存されていないことが、外部の第三者によって正式に証明されているため、透明性も高いです。
NordVPNの類似VPNサービスの拠点の比較
次は、NordVPNの類似VPNサービスの拠点の比較表です。
サービス名 | 本拠地 | プライバシー保護の強さ |
---|---|---|
NordVPN | パナマ | ◎ (非常に強い) |
ExpressVPN | 英領ヴァージン諸島 | ◎ (強い) |
Surfshark | オランダ | △ (EU圏で規制あり) |
ProtonVPN | スイス | ◎ (プライバシー先進国) |
CyberGhost | ルーマニア | ○ (比較的強い) |
まとめ
NordVPNは、世界でもトップクラスのプライバシー保護環境であるパナマを拠点に持つサービスです。
国際的な監視同盟に属しておらず、政府からの情報開示要求にも応じる必要がありません。
ノーログポリシーは第三者機関の監査で公式に証明されており、安心して利用できます。
VPNサービスを選ぶ際は、料金や機能だけでなく「どの国の法律に基づいて運営されているか」が非常に重要です。
プライバシーを最優先したい方にとって、NordVPNは最適な選択肢と言えるでしょう。
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