オンラインゲームを快適に楽しむためには、安定した通信速度と低いPing値(応答速度)が欠かせません。
一方で、プライバシー保護やセキュリティ強化を目的にVPNを利用したいと考えるゲーマーも増えています。
そんな中で人気のVPNサービスがExpressVPNですが、「ゲーム中にExpressVPNを使っても問題ないの?」「遅延(ラグ)は増えない?」と気になる人も多いでしょう。
この記事では、
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オンラインゲームにおけるExpressVPNの使い勝手
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実際に使うメリットとデメリット
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導入時に注意したいポイント
をわかりやすくまとめます。
VPNを使いながらも快適なゲームプレイを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
オンラインゲームにExpressVPNは使える?
ExpressVPNはオンラインゲームでも十分に使えます。
特に、国内サーバーを選び、適切な設定を行えば、快適にプレイできるレベルの通信品質を維持できます。
ただし、使い方によってはラグや接続不安定を招くリスクもあるため、メリットと注意点を理解したうえで運用することが大切です。
どんなゲームジャンルに向いている?
ゲームジャンル | 向き・不向き |
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FPS(シューティング) | 近距離サーバー接続なら十分対応可 例:Call of Dutyシリーズ 、Apex Legends、VALORANT、Rainbow Six Siege、Overwatch 2、Battlefieldシリーズ、Destiny 2など |
MMORPG | 問題なく対応可能 |
MOBA | 国内サーバー使用でラグを感じにくい |
リズムゲーム | 超低Pingが求められる場合は注意 |
オンラインゲームにExpressVPNを使うメリット
ExpressVPNは、セキュリティやプライバシーを守るだけでなく、オンラインゲームをより快適・安全にプレイするためにも役立つツールです。
ここでは、ゲーマーがExpressVPNを使うことで得られる主なメリットをわかりやすくまとめます。
1. DDoS攻撃(通信妨害)から自分を守れる
対戦型ゲームでは、対戦相手が悪意を持って**DDoS攻撃(IPアドレスへの大量通信攻撃)**を仕掛けてくるケースがあります。
ExpressVPNを使えば、
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自分の本来のIPアドレスを隠す
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VPNサーバー側のIPアドレスで通信を行う
ため、攻撃対象になりにくく、安全な環境でプレイできるようになります。
2. インターネット回線の制限(スロットリング)を回避できる
一部のインターネットプロバイダ(ISP)は、ゲームや動画ストリーミングなど通信量の多いサービスに対して意図的に速度制限(スロットリング)をかけることがあります。
ExpressVPNを通すことで、
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通信内容が暗号化される
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ISPが通信の種類を判別できなくなる
結果、速度制限を回避でき、より安定した回線でプレイできる可能性が高まります。
3. 地域制限やサーバーブロックを回避できる
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地域限定でしかリリースされていないゲームにアクセス
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早期リリース版を海外サーバーからダウンロード
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国によって制限されているオンラインサービスに接続
こういった地域制限をExpressVPNで突破できるため、世界中のゲームやコンテンツを自由に楽しむことが可能になります。
4. サーバー選び次第でPingや安定性が向上することも
VPNを使うとPingが上がるとよく言われますが、
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適切なサーバー(近距離・低負荷)を選べば
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プロバイダの混雑経路を避けることができれば
逆に通信が安定してPing値が改善するケースもあります。
特に、夜間や週末など回線混雑時に、VPNを経由した方が安定することが実際にあります。
5. プライバシー保護と匿名性アップ
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VPNでIPアドレスを隠す
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通信内容を暗号化する
ことで、ゲーム会社や第三者が個人の位置情報や行動パターンを追跡するリスクを減らせます。
個人情報保護を重視したいプレイヤーにとって、VPN利用は大きなメリットです。
オンラインゲームにExpressVPNを使う注意点
ExpressVPNはオンラインゲームでも使える優れたVPNサービスですが、使い方を間違えるとラグが発生したり、ゲーム体験が悪化するリスクもあります。
ここでは、オンラインゲームにExpressVPNを使う際に注意すべきポイントをまとめます。
1. サーバー選びは慎重に行う
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自分の物理的な場所(例:日本)から最も近いサーバーを選ぶのが基本。
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間違って遠距離(アメリカ、ヨーロッパなど)のサーバーに接続すると、Pingが100ms以上になり、プレイに支障が出ることも。
【ポイント】
→ 「Tokyo」「Japan」など、自国・近隣地域サーバーを選択する。
2. プロトコル設定を見直す
ExpressVPNでは通信プロトコルを選べますが、「Lightway-UDP」や「OpenVPN-UDP」を使うと、通信の軽さと速度が両立しやすいです。
【注意】
→ TCPプロトコルは信頼性重視のため、若干遅延が大きくなりやすい。
3. VPN使用が禁止されているゲームもある
一部のオンラインゲーム(特にMOBAや対戦FPS系)では、VPN使用が利用規約違反になる場合があります。
【例】
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Riot Games(VALORANTなど)ではVPN使用を注意深く監視している
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特定のイベント・大会ではVPN禁止の場合も
【ポイント】
→ 事前に利用規約を必ず確認して、自己責任で利用する。
4. 自動接続より手動接続がおすすめ
ExpressVPNアプリには「最適なサーバーに自動接続」機能がありますが、ゲームプレイ時は手動で安定したサーバーを選ぶほうがPingが安定しやすいです。
【理由】
→ 自動選択だと距離の離れたサーバーに繋がる場合があるため。
5. 常に最新バージョンを使う
ExpressVPNアプリは定期的にアップデートされ、
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通信安定性向上
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新しいプロトコル最適化
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不具合修正
などが行われています。
【ポイント】
→ 古いバージョンだと速度が落ちることもあるため、常に最新に更新する。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | DDoS防止、ISP制限回避、地域制限突破、プライバシー強化 |
デメリット | Ping上昇、サーバー選び注意、規約違反リスク、マッチング影響 |
結論:ExpressVPNは、正しいサーバー選びと設定を行えば、オンラインゲームでも十分に使えます。
特にセキュリティ面を重視するプレイヤーや、海外コンテンツにアクセスしたい人には大きなメリットがありますが、Ping値やゲーム規約への配慮も忘れずに運用することが重要です。
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