COD:BO6に最適なVPNは?ExpressVPNでマルチ対戦を高速&安全に楽しむ方法

Call of Duty: Black Ops 6(COD:BO6)のオンライン対戦を快適かつ安全に楽しむために、VPN(仮想プライベートネットワーク)の活用が注目されています。

本記事では、特にExpressVPNに焦点を当て、VPNを使用する利点や具体的な活用方法、通信環境への影響(Ping改善など)、地域制限の回避、セキュリティ強化、PC/PS5/Xbox/ルーターでの設定手順、主要な他VPNサービス(NordVPNやSurfshark等)との比較、そしてゲームでVPNを使う際の注意点について、総合的かつ詳細に解説します。

COD:BO6のオンラインプレイにVPNが必要な理由

多人数の対戦が魅力のCOD:BO6では、ネットワーク環境が勝敗を左右します。

例えば敵を先に発見して攻撃してもラグ(遅延)のせいで負けてしまうケースがあります。

こうしたラグは回線の不安定さや高いPing値(通信の応答速度)によって生じます。

通常、自宅からゲームサーバーへの通信経路はISP(インターネット事業者)の経路に依存しますが、ネットワークが混雑していたり非効率なルートだと遅延が増大します。

ゲーム用VPNを使うことで、この問題を緩和し回線を安定させることが可能で。

適切なVPNサーバーを選べばPingを下げられる場合もあり(後述)、射撃ゲームでの一瞬の差を埋める助けにもなります​。

また、VPNはIPアドレスをマスキング(隠蔽)し通信を暗号化するため、オンライン対戦で懸念されるDDoS攻撃への対策にも有効です​。

対戦ゲームでは悪意のある他プレイヤーが相手のIPを特定し、大量の通信を送りつけて接続を切断させる(DDoS攻撃)事例が報告されています。

VPN経由でプレイすれば自分のグローバルIPは相手に知られず、仮に攻撃されてもVPNサーバー側で吸収・緩和されるため、自宅回線へのダメージを防げます​。

このほかVPNは通信の検閲やブロックの回避にも役立ちます。

職場や学校、あるいは地域によってはゲームへのアクセスが制限されている場合でも、VPNを使えばその制限を乗り越えてプレイ可能です​。

さらに、CODシリーズでは新作リリース時に地域ごとの解禁時間が異なる場合があります。

自分の地域で未解禁でも、VPNで他地域のサーバーに接続することでいち早くゲームにアクセスする「ニュージーランド方式」と呼ばれる手法がコミュニティで知られています​(詳細は後述)。

このようにVPNは快適性・安全性・自由度を高めてくれるため、COD:BO6のマルチプレイ環境において利用価値が高いと言えます。

ExpressVPNの特徴とゲーミング性能

数あるVPNサービスの中でもExpressVPNはゲーマーから高い評価を受けています。

その特徴をまとめると以下の通りです。

高速かつ安定した通信

ExpressVPNは通信速度の速さと安定性で定評があります。

独自開発の軽量プロトコル「Lightway」を採用し、他のVPNと比較しても速度低下を最小限に抑えており、VPN利用時でもラグの少ないプレイが可能です。

実際、専門家による2024年の速度テストでも常に上位にランクインし、ダウンロード/アップロード速度の低下率が極めて小さい結果を残しています。

そのため4Kストリーミングやオンラインゲームでも快適に利用できる速度が確保されています。

広大なサーバーネットワーク

ExpressVPNは94〜105か国以上、数千台規模のサーバーを展開しています​。

このグローバルなサーバー網により、世界中どこからでもゲームサーバーに近い地域のVPNサーバーを選択できます。

自分のいる場所とゲームサーバーの中間地点や、ゲームサーバーと同じ地域にVPNで接続することで、より短い経路・安定した回線でプレイできる可能性があります​。

逆に、あえて遠隔地のサーバーに接続してマッチメイキングを行うことで「ボットロビー」(比較的プレイヤーレベルの低い楽な部屋)に入る、といった用途にも対応できる柔軟性があります。

強力なセキュリティ

ExpressVPNは256ビットAES暗号化によるトンネリングで通信を保護し、ノーログポリシー(接続記録を残さない方針)を採用するなどプライバシー保護にも注力しています​。

さらにキルスイッチ(ネットワークロック)機能やリーク防止機能も備え、VPN接続が途切れた際に通信を遮断してIP漏洩を防ぐなど、ゲーム中でもプライバシーと安全性が維持されます​。

これらはゲーミング用途のみならず日常的なインターネット利用でも有用な機能です。

ISPの帯域制限回避

ISP(ネットプロバイダ)が特定のオンラインサービス(動画配信や大容量通信)に対して速度制限を行うことがありますが、ExpressVPN経由の暗号化通信であればISP側からゲーム通信の内容を判別されないため帯域制限を回避できます​。

その結果、プロバイダ側が混雑時に行う速度低下処理の影響を受けにくくなり、時間帯によって不安定だったPing値が安定するケースも期待できます。

幅広い対応デバイス

ExpressVPNはPC(Windows/Mac/Linux)やスマートフォン(Android/iOS)はもちろん、ゲーム機で直接使えない場合でもルーター経由で家庭内すべてのデバイスを保護できるなど柔軟な利用が可能です​。

同時接続台数は最大8台まで(2023年以降のアップデートにより拡張)対応しており、PCでプレイしながら別のデバイスで配信視聴やボイスチャットをする、といった場合でも一つの契約でカバーできます。

以上のように、ExpressVPNは速度・安定性とセキュリティのバランスが取れたサービスです。

特にオンラインゲームでは「ラグを減らしつつ安心してプレイできる」という恩恵が大きく、COD:BO6のようなシビアな対戦ゲームとの相性も良好です。

各デバイス(PC/PS5/Xbox/ルーター)でのExpressVPN設定方法

次に、実際にExpressVPNを利用してCOD:BO6をプレイするための環境設定について、デバイス別に説明します。

PCでの設定は比較的簡単ですが、家庭用ゲーム機(コンソール)の場合は直接VPNアプリをインストールできないためルーター等での工夫が必要になります​。

PCでの設定方法 (Windows/Mac)

PCでExpressVPNを使うには、以下の手順でセットアップします。

  1. ExpressVPNに登録:まずExpressVPNの公式サイトでアカウントを作成し、プランを購読します(初めての場合30日間返金保証も利用可能)。

  2. アプリのインストール:自分のPC(Windows/Mac)用のExpressVPNクライアントアプリをダウンロードしてインストールします。インストール後、アプリを起動して登録したメールアドレス・パスワードでログインします。

  3. VPNサーバーに接続:アプリ内でサーバーロケーション(国や地域)を選択し「接続」ボタンを押します。COD:BO6をプレイする際は、基本的にはゲームサーバーに近い地域のVPNサーバーに接続するのがおすすめです。例えば日本でプレイするなら日本またはアジア近隣、北米の友人と遊ぶなら北米のサーバーといった具合に選択します。

  4. ゲームをプレイ:VPN接続が確立した状態でBattle.netやSteamなどからCOD:BO6を起動し、普段通りオンラインマルチプレイを開始します。VPNを通してゲーム通信が行われるため、安定性やPingの変化を体感できるはずです。

補足:もしVPN接続中にゲームのマッチングが遅い場合は、接続先サーバーを変更してみてください。VPNサーバーの場所により最適な経路が異なるため、いくつか試して最も調子の良いものを選ぶと良いでしょう​。なおPCでVPNを使っている限り、ゲーム内の他プレイヤーから直接あなたの実IPが見えることはありません。

PlayStation 5での設定方法

PS5などのコンシューマーゲーム機は直接VPNアプリを導入できないため、ルーターやPCを介してVPN接続を共有する方法を取ります。

代表的な方法は次の二通りです。

  • 方法1: VPN対応ルーターを使用する – 最も確実なのは、VPN接続済みのWi-Fiルーター経由でPS5をインターネットに繋ぐ方法です。ExpressVPNでは対応する市販ルーター向けに専用アプリ(ファームウェア)を提供しており、それを導入するとルーター自体がVPNクライアントとして機能します。設定手順としては、ExpressVPNのサイトでルーター用の設定ファイルや案内を取得し(モデルごとの詳細手順が提供されています)、ルーターの管理画面でVPN接続を設定します。一度ルーターがVPNに繋がれば、PS5はそのルーターのWi-Fiや有線LANに接続するだけで自動的にVPN経由の通信になります。これによりPS5上の全てのアプリ・ゲームがVPNの保護下に置かれ、DDoS対策や地域変更効果も得られます。※ExpressVPNルーターアプリに対応しないルーターでも、多くはOpenVPN設定を手動入力することで利用可能です。

  • 方法2: PCのVPN接続を共有する – 既にPCでExpressVPNを利用している場合、そのPCを仮想ルーターのように使ってPS5を接続することもできます。具体的には、VPNに繋いだPCとPS5をイーサネットケーブルで直接つなぎ(またはPCをWi-Fiホットスポット化し)、PCのネットワーク設定で「インターネット接続の共有」を有効にします。これにより、PC経由でPS5の通信がVPNトンネルを通るようになります。Windowsなら「アダプターのオプション>プロパティ>共有」から該当VPN接続を共有設定、Macならシステム環境設定の共有メニューでInternet Sharingを有効にしてイーサネットを選択、といった手順です。やや手間はかかりますが追加機材なしでVPNを利用できる方法です。

  • 方法3: MediaStreamer(スマートDNS)を利用する – これはVPNの暗号化なしで地域制限の回避のみを目的とする方法です。ExpressVPNには「MediaStreamer」と呼ばれるスマートDNS機能があり、対応するDNSアドレスをPS5のネットワーク設定に入力すると、米国など特定地域経由の名前解決を行ってくれます。この方法だとPS5からの通信自体は暗号化されず直接インターネットに出ますが、たとえば海外向けのストリーミングアプリやゲームを地域偽装してアクセス解除(アンブロック)する用途に使えます。ただし暗号化されないためIP保護やDDoS対策効果はありません​。純粋に「日本未配信の動画サービスをPS5で見る」といったケース向けの補助的手段と考えてください。COD:BO6のマルチプレイに関しては、このDNS変更だけではプレイ自体はできてもIPマスキングはできないため、安全面のメリットは得られません。

以上の方法でPS5でもExpressVPNの恩恵を受けることが可能です。

最もおすすめなのは方法1のルーターに設定するやり方で、一度セットアップすればPS5以外の機器も含め家庭内のネットワーク全体が保護される利点があります​。

方法2も有効ですが都度PCを起動する必要があり、安定性もPCに依存します。用途に応じて適切な手段を選んでください。

Xboxでの設定方法

Xbox Series X/SやXbox Oneについても、基本的にはPS5と同様のアプローチとなります。

Xbox本体にVPNクライアント機能は無いため、VPN対応ルーターを用意するか、PC経由で接続を共有する必要があります。

手順はPS5の場合とほぼ同じなので要点のみ述べます。

  • VPNルーターを使用する:ExpressVPN対応のルーターや、OpenVPN設定可能な市販ルーターにExpressVPNを設定し、Xboxをそのネットワークに繋ぎます。これでXboxのXbox Live接続やゲーム通信はすべてVPN経由になります。特にXboxはパーティチャット等でIPが漏れるリスクが指摘されることもあるため、VPNルーターに接続しておくと安心です。

  • PCからの接続共有:Windows PCを使用している場合、XboxとPCをLANケーブルで繋ぎ、PC側でVPN接続を共有設定することができます。設定方法はPS5の場合と同じく、PCのネットワークアダプタ設定でVPNを共有、有線LANをブリッジする形になります。こうすることでXboxのトラフィックがPC経由でVPNに乗るようになります。

  • スマートDNSの活用:XboxもDNS設定を手動で行えるため、ExpressVPNのMediaStreamer用DNSを指定すれば地域制限のない名前解決が可能です。これにより、たとえば日本未発売のゲームをダウンロードするためにストアの地域を偽装するといった使い方ができます。ただしPS5同様、この方法では通信自体は暗号化されずIP保護もされません。

XboxでVPNを利用することで、クロスプレイで海外の友人と一緒にプレイしたり、海外限定のゲーム/コンテンツにアクセスしたりする際に役立ちます。

特にルーターに設定した場合、Xboxだけでなく家のPCや他デバイスもまとめてVPN保護できる点は大きなメリットです。

ルーターでの設定方法

上述のコンソール利用でも触れましたが、ルーターにVPNを設定する方法について補足します。

ルーターでVPN接続を確立してしまえば、家の中のあらゆる機器(PC・スマホ・ゲーム機・TVなど)がVPN経由でインターネットに出られるようになります。

設定のポイントは以下の通りです。

  • 対応ルーターの準備:ExpressVPNは公式に推奨ルーター(Asus、Linksys、Netgearの特定モデルなど)向けにファームウェアを提供しています。そのようなルーターを用意するのが一番簡単です。対応ルーター以外でも、OpenVPNクライアント機能を持つルーターであればExpressVPNのOpenVPN設定を手動でインポートして接続できます。

  • ルーターへの導入:ExpressVPNのサイトの「ルーター用セットアップ」ページにアクセスし、自分のルーターのモデルを選択すると詳しい手順が表示されます。ファームウェア提供の場合はそれを書き込む形、既存ルーターの場合は管理画面からOpenVPN設定(証明書やサーバーアドレス、ユーザー名/パスワード)を入力する形になります。設定自体は一度行えば常時有効です。

  • 通信速度に注意:ルーターでVPNを処理する場合、ルーターのCPU性能がボトルネックになることがあります。高速な回線(例えば光回線で下り数百Mbps以上)の場合、暗号化処理が追いつかず実効速度が落ちる可能性があります。ゲーミング用途では安定性が重要とはいえ、大容量のゲームダウンロードなども行うでしょうから、可能であればCPU性能の高いルーター(ゲーミングルーター等)を選ぶか、VPN接続時だけPCを使う方法との併用も検討してください。

  • ネットワーク全体の保護:ルーターVPNの利点として、家庭内LAN全体が保護される点があります​。例えばPCやスマホでオンラインバンキングをする際もVPN経由になるためセキュリティが向上します。ただし、すべての通信がVPNに行くと困る場合(例えば国内向けサービスで海外経由だと利用できないもの等)は、ルーター側で特定端末のみVPNを使わない設定にしたり、必要に応じてVPNをOFFにする操作も発生します。ExpressVPNのルーターアプリにはデバイス毎にVPN適用のオンオフを切り替える機能もあるため、利用状況に応じて設定しましょう。

以上が各デバイスでExpressVPNを設定・利用する方法です。

適切にセットアップすれば、COD:BO6のプレイ中もシームレスにVPNの効果を享受できます。

Pingと通信速度の改善事例

オンラインFPSにおいてPing(ピング)値は非常に重要です。Pingとは自分の端末からサーバーまでデータを送って応答が返ってくるまでの遅延時間(ms=ミリ秒単位)で、数値が小さいほどリアルタイム通信がスムーズになります。

COD:BO6のようなシューティングゲームでは、一般的に50ms以下が望ましく、100msを超えると敵の動きや撃ち合いで体感できる遅延が発生します​。

ではVPNを使うことでこのPingや通信速度はどう変化するのでしょうか。

結論から言えば、VPNによってPingが改善するケースもあれば若干悪化するケースもあります。

VPNは一度VPNサーバーを経由する分、通常はその分の遅延が余計に加わるため、理論上は多少Ping値が増加します​。

しかし現実のネットワーク経路は必ずしも最短・最適ではないため、VPNを使うことでより良い経路で通信でき結果的にPingが下がることもあるのです​。

特に効果が出やすいのは、「自分のISPの国際経路が遠回りをしている」「経由ノードが混雑していてパケットロスやジッター(Ping値の揺らぎ)が大きい」といったケースです。

この場合、VPNが独自に最適化されたルートで通信してくれるため回線の迂回路を提供し、遅延を縮めることができます​。

例えばあるユーザーの報告では、自分のISPから直接ヨーロッパのゲームサーバーに繋ぐと150msかかったPingが、VPN経由で接続すると125msまで低減したという事例があります​。

このように20ms〜30ms程度Pingが改善するケースは珍しくありません(改善幅は距離やISPによります)。またPing値そのものだけでなく、通信の安定性(パケットロスの減少やジッターの抑制)という面でもVPNが効果を発揮する場合があります​。

急なラグスパイク(瞬間的な遅延増大)で撃ち負けるといった事態も、VPN経由で経路が安定することで減らせる可能性があります​。

特に夜間など利用者の多い時間帯にISPが込み合って速度低下する場合、VPNで迂回することで混雑を避け安定した速度を維持できることがあります​。

もっとも、VPNを使えば必ず速くなるわけではない点には注意が必要です。

先述の通りVPNは基本的に一段階経由が増えるため、元々安定して低Pingだった環境では逆に若干Pingが悪化することもあります​。

重要なのは「適切なVPNサーバー選び」と「テスト」です​。

例えば日本から欧米のサーバーに繋ぐなら、直接欧米サーバーにVPN接続するよりも、一度近場の日本やアジアのVPNサーバーに繋いでから国際専用線で渡ったほうが速い、といったケースもあります。

実際に複数のロケーションを試し、Ping値や安定度を比較してみることが大切です​。

ExpressVPNは世界各地にサーバーがあり乗り換えも簡単なので、ゲーム内のPing表示や外部の測定ツール(例:PingPlotterなど)を活用してベストな経路を探しましょう。

最後に、通信速度(帯域幅)への影響についても触れておきます。

オンライン対戦そのものはそれほど大きなデータを連続送信するわけではないため、ゲーム中に必要な速度自体は数Mbpsもあれば十分です。

しかしゲームのダウンロードやアップデート、配信視聴など他の用途では高速回線が欲しくなるでしょう。

ExpressVPNを含む高性能なVPNでは基本的に通信速度無制限でプロバイダのプラン上限まで速度が出せますが、先述のようにルーター性能や経路によっては速度低下が起きることもあります。

高速性重視の場合はなるべく近距離のVPNサーバーを選ぶ、プロトコルもOpenVPNより高速なLightway(または他VPNならWireGuard系)を使う、といった工夫で速度低下を最小化できます​。

実測でVPNなしの時と比べて多少ダウンロード速度が落ちても、プレイ中の安定感やPing改善というメリットと秤にかけて判断するとよいでしょう。

地域マッチングや先行アクセスへの活用法

VPNのメリットの一つに、自分の仮想的な「居場所」を変えられるという点があります。

COD:BO6のオンラインでも、これを利用することで様々な活用法が生まれます。

地域マッチングの活用(海外サーバーでプレイする)

COD:BO6はマッチメイキングにおいて、基本的にはプレイヤーの地域やPingに応じてマッチする相手が決まります。

同程度のスキルのプレイヤー同士をマッチさせるSBMM(Skill Based Matchmaking)の仕組みがありますが、同時に地域や時間帯によるプレイヤー人口も影響します​。

VPNを使えばこれを人工的にコントロールできます。

例えば「もっと易しいロビーで遊びたい」という場合、VPNで人口の少ない時間帯・地域に自分の接続先を変更する手があります。

深夜〜早朝の時間帯はどの地域でもカジュアル層が少なくなりがちです。

VPNで時差のある国に接続し、相手が少ないオフピーク時間のサーバーに入ることで比較的レベルの低いロビーに入れる可能性があります​。

たとえば日本の夜(ゴールデンタイム)にプレイして勝てない場合、思い切ってVPNで欧州のサーバー(現地は昼〜夕方など)に繋ぎ直すと、こちらの深夜帯ほど競合が激しくないためマッチ相手のレベルが下がる…といった報告もあります。

当然この方法では自分のPingは上がってしまいますが、それでも勝率が上がったり武器のレベル上げが捗ることもあります。

逆に海外の友人と一緒に遊びたい場合や、自分だけ他地域のサーバーで遊びたい場合もVPNは便利です。

通常、距離が離れたフレンドとパーティを組むと、中間のサーバーやホスト有利の方式によってはどちらかが高Pingを強いられることがあります。

VPNで自分が相手の国に近いサーバーにあらかじめ繋いでおくことで、ゲーム側から見れば双方が近い地域にいるように見え、マッチングや接続がスムーズになることがあります​。

例えば日本から北米の友人と遊ぶ際、自分がVPNで北米西海岸のサーバーに接続しておけば、ゲーム内では自分のIPは北米として扱われ、北米のデータセンターで一緒にプレイしやすくなるわけです。

さらに、CODシリーズは国によっては表現規制が異なる場合があります(過去作でドイツ版は流血表現が抑えられていた等)。VPNを利用し他国経由でプレイすることで、自国では規制されているコンテンツも利用可能になるケースがあります​。

この点はタイトルやプラットフォーム(アカウントのリージョン設定)によりますが、「ゲームそのものが特定国で未発売・サービス終了しているがVPN越しに海外サーバーで遊ぶ」といった使われ方もあります。

新作の先行アクセス(ニュージーランド方式)

話題に上がったニュージーランド方式について詳しく説明します。

これは「時差を利用して新作ゲームを日本より早くプレイする」ために用いられる裏技的な手法です。

ニュージーランドは世界でもいち早く日付が変わるタイムゾーンに位置するため、多くのグローバルリリースのゲームでNZの現地時間を基準に解禁されます。

COD:BO6も2024年10月25日リリースの際、NZでは日本時間より数時間早く解禁されました​。

ニュージーランド方式を実行するには、ゲーム機の地域設定や時刻をNZに合わせ、必要に応じてVPNで接続先IPもニュージーランドに偽装します​。

具体的には、コンソール(PSやXbox)のシステム設定で地域を「ニュージーランド」に変更し再起動、その上でVPNルーターやスマホのテザリングVPNなどを使ってNZのサーバー経由でネットに接続します。

こうすることでストアからゲーム本体やアップデートをダウンロードでき、解禁前でも起動が可能になる場合があります​。

PCの場合はSteamやBattle.netでは地域偽装が困難ですが、Microsoft Store版であれば同様の手法が試せることが知られています​。

もっとも、この方法には自己責任の注意が付きまといます。IGNの情報によれば、過去にニュージーランド方式を使って即BAN(アカウント停止)された事例は報告されていないものの、開発元が意図しない方法であり推奨はされません​。

アカウントの地域変更を頻繁に行うと別途ロックがかかる可能性もゼロではありません(特に購入周りで通貨やリージョンが絡むと厄介です)。Activision側も「VPNを利用した遅延軽減」は許容しているものの、意図的なマッチメイキング操作はグレーゾーンです​。

そのため、先行プレイ目的でVPNを使う場合はあくまで自己責任で行い、リスクを理解した上で実施してください。

万一心配であれば、数時間〜1日程度の差でしかないため正式解禁まで待つのも手です。

まとめると、VPNを活用することで地理的・時間的な制約を超えてCOD:BO6を楽しむことができます。

世界中のプレイヤーと好きなサーバーで戦える自由度や、新コンテンツへいち早く触れられるメリットは、VPNならではと言えるでしょう。

DDoS攻撃・セキュリティ対策としてのVPN有効性

オンラインゲーム空間では、対戦相手が必ずしも善良とは限りません。

ときに悪意のあるユーザーが相手を妨害する目的でDDoS攻撃を仕掛けてくることがあります。

DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃とは、標的のIPアドレスに大量の不要通信を送りつけて回線を圧迫し、通信不能に陥れるサイバー攻撃です。

対戦ゲームで自分がこれを受けると、ラグどころか強制切断されてしまい、最悪の場合しばらくネット自体が使えなくなります。

VPNはこのDDoS攻撃に対する強力な盾になります。

理由はシンプルで、VPNを使っている限り他のプレイヤーから見えるあなたのIPアドレスはVPNサーバーのIPだからです。

攻撃者がそのIPに攻撃を仕掛けても、肝心のあなた自身の回線は守られます。

大手VPNプロバイダは大容量のトラフィックに耐えうるインフラを持ち、仮に攻撃を受けてもトラフィックを分散させるなどの対策が取られています。

ExpressVPNも例外ではなく、高性能なサーバーで構築されたネットワークによりDDoS耐性が高いとされています。

また先述のキルスイッチ機能を有効にしておけば、万一VPNサーバーがダウンした場合でも自宅IPでそのまま通信を続けてしまうリスクを防げます。

セキュリティ面ではDDoS以外にもメリットがあります。

例えば公開Wi-Fiを利用してゲームをプレイする場合(遠征先や大会会場のネットなど)、VPN無しで直接インターネットに繋ぐのは盗聴や不正アクセスの危険があります。

VPN経由であれば通信が暗号化されるため、たとえ同じWi-Fi上に盗聴者がいても内容を読むことはできません。

また自宅回線でも、VPNを使うことでISPや第三者から自分のゲーム通信を傍受・分析されにくくなる利点があります。

近年はスウォッティング(他人の住所を特定して悪質ないたずらをする)などの社会問題もあり、オンライン上で自分のIPや所在地情報を隠すことは安全保障の一つです。

VPNは手軽にプライバシーと匿名性を向上させるツールとしても機能します。

さらに、VPNを使うと特定のネットワーク制限を回避できる点もセキュリティに絡んでいます。職場や学校などでゲーム関連のサーバーやポートがブロックされている場合、VPNトンネルを通すことでそのブロックをすり抜けられます。

これにより勤務先の休憩時間にこっそりプレイ…といったことも可能になるかもしれません(もちろん現実的には難しいですが)。

また国によってはゲームサーバー全体がアクセス禁止になっているケースでも、VPNで他国経由にすることで検閲を突破できます​。

一例を挙げると、海外旅行中に日本のCODサーバーに繋がらない場合でもVPNで日本サーバーに接続すればプレイできる、などです。

まとめると、VPNはオンラインゲーム中の身を守るセキュリティツールとして非常に有用です。

特にCODのように競技性が高く、不特定多数と接するゲームでは、自衛手段としてのVPN利用がプレイヤー間でも広まりつつあります。

ExpressVPNのような信頼性の高いサービスならなおさら安心して利用できるでしょう​。

他のVPNサービスとの比較(ExpressVPN vs NordVPN vs Surfshark 他)

VPN選びにおいてExpressVPN以外にも有力なサービスは多数存在します。代表的なNordVPNやSurfsharkなどとExpressVPNを比較すると、それぞれ長所・短所があります。以下に主要なポイントを比較表としてまとめます。

項目 ExpressVPN NordVPN Surfshark
通信速度・Ping性能 非常に高速(Lightwayプロトコルで低オーバーヘッド)​。
ゲーム時の安定性に定評あり。
最高速クラス(独自WireGuard実装のNordLynx採用)。
テストで最速との評価​。
高速(WireGuard対応)だがExpress/Nordに僅かに劣る傾向​。
実用上は遜色ない速度。
サーバー網 約94〜105か国・3000台以上​。
多くの地域にサーバーを持ち、特に国別カバー範囲が広い。
約60か国・5400台以上(2024年末時点)
※大規模増強中で現在110か国以上に拡大。
特定国に高速サーバー多数。
100か国以上・3200台以上​。
国数・台数とも十分で、主要地域は網羅。
セキュリティ機能 AES-256暗号化、キルスイッチ、漏洩防止搭載​。
独自プロトコルLightwayによる高セキュリティ。
監査済みノーログ。
AES-256暗号化、キルスイッチ搭載。
ダブルVPN・オンion over VPNなど追加機能あり。
監査済みノーログ。
AES-256暗号化、キルスイッチ搭載。
広告ブロック機能(CleanWeb)あり。
ノーログポリシー。
同時接続台数 8台まで(2023年より拡張) 6台まで 無制限(台数無制限で利用可能)
対応デバイス Windows, Mac, Linux, iOS, Android, ルーター他​。
プレイステーション・Xboxはルーター経由で対応​。
Windows, Mac, Linux, iOS, Android 他主要OS。
ルーター経由接続もサポート。
Windows, Mac, Linux, iOS, Android 他。
ルーター設定も可。
料金(目安) 高め(月額約$12.95、長期割引あり)。 中程度(月額$11.99程度、長期契約で大幅割引)。 安価(月額$12.95程度だが2年契約で$2程度まで低減)。
特徴的な長所 操作が簡単で初心者に優しい​。
安定性・信頼性が高くサポートも良好。
独自DNSサービス(MediaStreamer)で機器対応幅広い。
圧倒的な速度と豊富な機能群​。
マルチホップ接続など上級機能。
価格と性能バランス優秀。
接続台数無制限でコスパ最強​。
業界でも安価なプラン。
新興ながら高速で成長中​。
特徴的な短所 料金が他より高い​。
同時接続が8台まで(一般用途では十分)。
対応国数(従来は約60か国)がやや少なめ(※現在は拡充)。
一部高度機能は使わないユーザーも。
新興ゆえに信頼性では実績ある他社に劣る印象(実際は十分信頼性あり)。
一部サーバーは仮想ロケーション。

上記3社はいずれもゲーミング用途で定評のあるトップクラスのVPNです。

それぞれに特色がありますが、総じて言えばNordVPNは速度、ExpressVPNは安定性と使いやすさ、Surfsharkはコストパフォーマンスが強みと言えます。

たとえば「とにかく速さ重視で4K配信や他用途もバリバリ使いたい」という場合はNordVPNが魅力でしょうし、「初めてVPNを使うので安心感と使い勝手を重視したい」ならExpressVPNが安心です​。家族や友人と複数人で契約をシェアしたいならSurfsharkの無制限接続が経済的です。

ゲーム用途に限って補足すると、どのサービスでも通信の暗号化による遅延はごく僅かであり、適切に近いサーバーを選べば大差なくプレイ可能です。

ただしExpressVPNやNordVPNは世界的にユーザー数が多いためゲームによってはVPNサーバーIPが多数のプレイヤーに利用されているケースもあります。

COD:BO6では現在VPN利用によるペナルティ報告はありませんが、もしマッチしづらい場合は他社VPNを試すのも手です。

またExpressVPNは公式にルーターアプリを提供していますが、NordやSurfsharkでも手動設定で同様のことは可能です。

サポート面ではExpressVPNとNordVPNは24時間ライブチャット対応で定評があります。

Surfsharkもサポートがありますが、規模感では若干劣るかもしれません。

このように一長一短はありますが、いずれのVPNもCOD:BO6を含むオンラインゲームで有効に機能します。

比較表を参考に、自身の重視するポイント(速度・価格・機能など)に応じて選択すると良いでしょう。

\30日以内なら全額返金あり/

ゲームでVPNを利用する際の注意点

最後に、COD:BO6などのゲームプレイ時にVPNを活用する上での注意点や留意事項をまとめます。

  • Pingが必ずしも改善するとは限らない: 前述の通り、VPNは状況によってはPing改善に寄与しますが、元々良好な回線ではVPN導入により数ミリ秒〜数十ミリ秒遅延が増える可能性もあります​。特に近距離のゲームサーバーに接続する場合、一度VPNを経由する分だけ物理的な距離が伸びる場合があります。VPN利用前後でPingやプレイ感に違和感を感じたら、無理にVPNを使い続ける必要はありません。自分の環境で効果があるかどうかを試し、判断することが大切です​。

  • VPNサーバー選びとプロトコル設定: ゲーム用にVPNを使う際は、可能な限り近距離で高速なサーバーを選択しましょう。例えばExpressVPNなら自動的に最速サーバーを提案してくれる機能がありますが、自分で各ロケーションに接続してPingを比較するのも有効です。またプロトコル(通信方式)は自動設定で問題ないことが多いですが、速度重視ならOpenVPNより高速なLightwayやWireGuard系(NordLynx等)を使う設定にします。プロバイダによってはUDP/TCPの選択も影響するため、うまく繋がらない時は切り替えてみましょう。

  • ゲーム運営の規約確認: 一般的にVPNの使用自体はゲーム規約で禁止されていないことが多いです​。Activisionも公式に「遅延軽減目的でVPNを使うのはありふれたこと」と述べており、即座にBANされるようなものではありません。しかし、明確なアドバンテージを得る目的(例えばスキルマッチを意図的に回避する行為)はコミュニティ内では議論を呼ぶ場合があります。チーミングやブースティングと見なされないよう、あくまで自分の楽しみや快適さの範囲で節度を持って利用するのが望ましいでしょう。特にeスポーツ大会など公式競技シーンではVPN利用が制限される可能性もあります。

  • 無料VPNの利用は非推奨: VPNには無料サービスも存在しますが、ゲーム用途には適しません​。無料VPNは帯域や速度が制限されていたり、サーバーが混雑していてPingが不安定になりがちです​。また無料サービスの中にはユーザーデータをログに残したり第三者に販売するものもあり、安全面でも疑問があります​。オンラインゲームでラグが出ては本末転倒ですので、信頼できる有料VPN(ExpressVPNやNordVPN等)のトライアルや返金保証を活用して試すことをおすすめします。

  • 接続切れへの対策: VPN利用中に何らかの理由でVPNサーバーとの接続が切れてしまった場合、ゲームはセッション切断となったり、最悪自分の実IPが一時的に露出する可能性があります。これを防ぐためにキルスイッチ機能を有効にしておきましょう​。ExpressVPNではデフォルトでネットワークロック機能がオンになっており、VPNが落ちた際は通信を遮断して保護してくれます。ゲーム中にVPNアイコンが赤く切断状態になったら、一度ゲームを中断して再接続するよう注意しましょう。

  • 遠距離サーバー利用のトレードオフ: 意図的に遠い国のVPNサーバーに接続してマッチングを操作する場合(前述のボットロビー狙い等)、高Pingによるデメリットと隣り合わせです。敵が弱くても自分の回線遅延が大きければ結局不利になるため、その点は割り切る必要があります。また極端に遠い地域だとマッチングに時間がかかったり、言語の異なるプレイヤーばかりになることでコミュニケーションが取れないといったことも起こりえます。目的とデメリットを天秤にかけ、納得できる場合のみ実行しましょう。

  • その他: VPN経由ではごく稀に決済やアカウント認証でひっかかる場合があります。例えばゲーム内ストアで購入する際、通常と異なる地域IPだとクレジットカード認証が弾かれることがあります。このような場合は一時的にVPNを切る、または事前にゲーム内通貨をチャージしておくなど対処してください。また、PS5などコンソールでVPNを利用する際はネットワーク診断でNATタイプが変化する可能性があります。オンラインプレイに支障が出るNATタイプ(例: Strict)になった場合、ポート開放設定を見直すか別のVPNサーバーを試すと改善することがあります。

以上の点に注意しつつVPNを活用すれば、大きなトラブルなく快適なゲーム環境を構築できるでしょう。

結論:COD:BO6におけるVPN活用の価値

COD:BO6のマルチプレイにおいて、ExpressVPNをはじめとするVPNを上手に活用することは大いに価値があります。

通信面では、ラグの原因となる不安定な経路を迂回し、場合によってはPingを改善してくれる頼もしいツールです。

実際、VPN経由で安定した回線を確保することが、一瞬の判断が求められる対戦で勝敗を分ける場面もあるでしょう。

また地理的な制約を取り払い、世界中のプレイヤーと自由にマッチングできることや、新コンテンツへの先行アクセスなど、ゲームの楽しみ方自体を広げてくれる存在でもあります。

特にExpressVPNは、その高速・安定なサーバー網と高度なセキュリティにより、COD:BO6プレイヤーにとって理想的な選択肢の一つです。

DDoS攻撃からの保護という観点でも、昨今のオンライン対戦環境では自己防衛の必需品と言っても過言ではありません。

一方で、VPNの効果はネット環境や使い方次第で変わるため、「万能の魔法」ではなく適切なツールとして理解して使うことが大切です。

幸いExpressVPN含む多くのサービスはお試し期間があるため、自分の環境で効果を実感できるかテストしてみると良いでしょう。

総合的に見て、VPNはCOD:BO6のマルチプレイ体験を向上させる強力な手段です。

ラグに悩んでいたり、より安全にゲームを楽しみたいと考えているプレイヤーは、ぜひ一度ExpressVPN等の利用を検討してみてください。

それが次の勝利への一手になるかもしれません。