ExpressVPNは、アプリを閉じたあともバックグラウンドで起動し続ける仕組みになっているため、
「アプリを終了したのにまだ動いている」「完全に停止したいけど方法がわからない」と悩む人も多いでしょう。
実は、ExpressVPNを正しく終了するには、単にアプリを閉じるだけではなく、バックグラウンドプロセスも停止させる手順が必要です。
この記事では、
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ExpressVPNアプリの通常終了方法
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バックグラウンド起動を完全に停止する手順
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注意すべきポイント
をわかりやすく解説します。
「VPNを使わないときは完全にオフにしたい」という人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ExpressVPNのプログラムを閉じるケース
ExpressVPNは、常にセキュリティ保護と接続の安定性を重視して設計されているため、基本的にはバックグラウンドで常駐していることを推奨しています。
しかし、使用状況によっては「ExpressVPNを一時的に完全終了したい」というケースもあります。
ここでは、ExpressVPNのプログラムを閉じた方がいい代表的なケースを紹介します。
1. ネットワークや通信のトラブルを解消したいとき
VPN接続中に次のようなトラブルが起きた場合、
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特定サイトにアクセスできない
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通信が異常に遅くなった
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ローカルネットワーク機器(プリンタやNAS)が見えない
一時的にExpressVPNを完全終了して、通常のインターネット接続に戻すことで、問題の切り分けや解決がスムーズになることがあります。
2. セキュリティやプライバシー保護が不要な場面
例えば、
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完全に信頼できる自宅ネットワーク内で作業している
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VPNを使う必要がないオフライン作業をしている といった場合は、VPNを無理に起動させておく必要はありません。
PCやスマホのリソース(メモリ・バッテリー)節約のために、ExpressVPNのプログラムを一時的に終了させるのも一つの選択肢です。
3. VPNを禁止しているサービス・アプリを利用する場合
一部のWebサービスやアプリ(特にストリーミング系・銀行系)は、VPN接続を検出すると利用できなくなることがあります。
例:
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Netflix、Disney+、Amazon Prime Video(VPN検出によるブロック)
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オンラインバンキングサイト(VPN禁止)
こうしたサービスを使うときは、ExpressVPNを一時的に閉じて、通常回線でアクセスする必要があります。
4. 他のVPNソフトに切り替えたいとき
複数のVPNサービスを使い分けている場合、ExpressVPNがバックグラウンドで動いていると別のVPNアプリと競合することがあります。
この場合は、
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ExpressVPNを正しく閉じる
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ネットワーク設定をリセットする などしてから、別のVPNに切り替えた方がトラブルを避けられます。
ExpressVPNのプログラムを閉じる方法
ExpressVPNは、アプリを閉じただけでは完全に終了せず、バックグラウンドでプロセスが動き続ける仕様になっています。
「完全に停止したい」と思ったときには、正しい手順でプログラムを閉じることが必要です。
ここでは、Windows版・Mac版それぞれのExpressVPN終了方法をわかりやすく解説します。
Windows版
1. アプリから接続を切断する
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ExpressVPNアプリを開き、接続中なら「切断(Disconnect)」をタップします。
2. システムトレイからアプリを終了する
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画面右下(通知領域)のExpressVPNアイコンを右クリック。
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「Quit ExpressVPN」または「終了」を選択して、アプリを閉じます。
これでアプリ本体は終了しますが、プロセスは一部残っている場合があります。
3. タスクマネージャーでプロセスも終了する(完全停止)
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【Ctrl + Shift + Esc】を押してタスクマネージャーを開く。
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「ExpressVPN Service」や「ExpressVPN UI」などのプロセスを探して右クリックし、「タスクの終了」を選びます。
これでExpressVPN関連のバックグラウンド動作も完全に停止します。
Mac版
1. メニューバーから接続を切断
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画面右上のExpressVPNアイコンをクリック。
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現在接続中なら「切断(Disconnect)」を選びます。
2. アプリを終了する
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同じメニューから「Quit ExpressVPN(ExpressVPNを終了)」をクリックします。
3. アクティビティモニタでプロセス終了(完全停止)
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「アクティビティモニタ」を開きます(Spotlightで「アクティビティモニタ」と検索)。
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「expressvpn_daemon」などExpressVPN関連プロセスを選び、停止させます。
これでMacでも完全にExpressVPNのプログラムを閉じることができます。
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ExpressVPNを完全に停止すると、自動接続機能やキルスイッチ(ネットワークロック)も無効になります。
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公共Wi-Fiなどセキュリティが心配な場所では、アプリを完全に閉じず、切断(Disconnect)だけに留めるのがおすすめです。
まとめ
ステップ | 内容 |
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VPN接続を切断する | アプリから「Disconnect」実行 |
アプリを終了する | システムトレイまたはメニューバーから「終了」 |
バックグラウンドプロセスも停止する | タスクマネージャーまたはアクティビティモニタで停止 |
結論:ExpressVPNを完全に閉じるには、「アプリの終了」だけでなく、「バックグラウンドプロセスの停止」まで行うことが必要です。
ただし、安全なインターネット利用のため、通常は「切断」で留める運用も検討しましょう。
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