「Amazonプライムビデオを日本で普通に見ようとしたのに、なぜか再生できない…」
「VPNなんて使っていないのに『このビデオはお住まいの地域では視聴できません』と表示される…」
こうしたトラブルは、実は日本国内のユーザーにも起きることがあります。
その原因は、VPNだけでなく、接続環境やIPアドレスの誤認識、DNSの設定ミスなど複数あるのです。
この記事では、VPNを使っていないのにアマプラが見られない主な理由と、その具体的な対処法をわかりやすく解説します。
「何もしていないのに見られなくなった」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
VPNを使っていないのにアマプラが見れない?
Amazonプライムビデオ(以下アマプラ)は、日本国内のユーザーであっても、まれに「視聴できません」「この地域では再生できません」などのエラー表示が出ることがあります。
「VPNなんて使っていないのに、なぜ?」と思ったことがある方は要注意。
この問題には、いくつかの原因と解決策が存在します。
よくあるエラーメッセージ
- 「このビデオはお住まいの地域ではご利用いただけません」
- 「ご利用の端末やネットワークで視聴できません」
- 「コンテンツの再生中に問題が発生しました(エラーコード:4601など)」
これらはいずれも、Amazonが「視聴者のアクセス元地域」を正しく認識できない、あるいはVPNやプロキシによるアクセスと判断した際に表示されます。
原因1:IPアドレスの誤認識(プロバイダ側)
一部のインターネット回線では、動的に割り当てられたIPアドレスがAmazonに「海外」と判定されることがあります。
これは、IPアドレスの登録情報が誤っていたり、以前にVPNや海外接続で使用されていたIPを引き当てている場合に起こります。
対処法:
- ルーターの電源を数分間切ってから再起動する(IPが変わることがある)
- モバイル回線(4G/5G)や他のWi-Fiに切り替えて再試行
- IP確認サイト(例:https://whatismyipaddress.com/)で自分のIPが日本国内になっているか確認
原因2:DNS設定の影響
自宅ルーターや端末で独自のDNS(例:Google DNS、Cloudflare)を設定していると、AmazonがそのDNS経由のアクセスを”匿名化”された接続=VPNとみなすことがあります。
対処法:
- DNS設定を「自動取得」に戻す(ISP標準のDNSにする)
- 特にIPv6が有効な場合は、IPv4に制限してテストする
原因3:VPNアプリや拡張機能の残留動作
VPNアプリを以前使っていた場合、そのバックグラウンドプロセスが残っていて、自動でVPN接続されていることがあります。
また、ブラウザ拡張機能(OperaやBraveなど)の内蔵VPNがオンになっている可能性も。
対処法:
- VPNアプリを完全に終了またはアンインストール
- ブラウザ拡張機能を無効化する
- セキュリティソフトに付属しているVPN機能をオフにする(Avast、Nortonなど)
原因4:Amazonアカウントの「国/地域設定」
Amazonアカウント自体が、誤って海外の地域に設定されていると、プライムビデオの視聴対象もその地域扱いになります。
対処法:
- Amazonにログイン
- 「アカウントサービス」→「コンテンツと端末の管理」へ進む
- 「設定」タブの「国/地域設定」を「日本」に変更
原因5:アプリやブラウザのキャッシュ不具合
長期間キャッシュをクリアしていないと、古い地域情報や設定が残っている場合があります。
対処法:
- アマプラアプリのアップデート確認
- 一度ログアウトして再ログイン
- ブラウザのキャッシュ・Cookieを削除
- アプリを再インストール
まとめ
問題の原因 | 解決方法の概要 |
---|---|
IPアドレスの誤認識 | ルーター再起動/別回線で接続 |
DNS設定の誤り | 自動取得に戻す/ISP標準に設定 |
VPNの残留動作 | アプリ停止・拡張機能無効化・セキュリティ設定確認 |
アカウントの地域設定 | Amazonの設定画面から「日本」に変更 |
キャッシュの不具合 | キャッシュ削除・アプリの再インストール |
「VPNを使っていないのに見れない」現象は、設定や環境の影響でVPNと誤認されているだけというケースがほとんどです。
順番に確認・対処することで、通常通りアマプラを楽しめるようになるはずです。
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