無料VPNに潜むアドウェアの危険性とは?安全に使えるVPNも紹介

「無料VPNを使ったら、広告が急に増えた」「スマホの動作が重くなった気がする」

それ、もしかしたらアドウェアが仕込まれたVPNかもしれません。

一部の無料VPNサービスは、ユーザーに気づかれないうちに広告表示や個人情報収集を目的としたソフト(アドウェア)を仕込んでいることがあります。

表向きは“無料で安全”をうたっていても、裏ではあなたの行動履歴や端末情報を売って収益を得ているケースも。

本記事では、

  • 無料VPNに潜むアドウェアの仕組みとリスク
  • 危険なVPNの見分け方
  • 安心して使える信頼性の高いVPNサービス

をわかりやすく解説します。

「無料だから」と安易に選ぶ前に、まずはこの記事でVPN選びの注意点を確認しておきましょう。

無料VPNに潜むアドウェアの仕組み

VPNサービスの運用には、以下のように多くのコストが発生します。

  • 世界各地のサーバー維持費
  • ソフトウェア開発・アップデート費
  • サポート人件費やセキュリティ対策費

にもかかわらず「完全無料」で提供されるVPNが存在する理由は、利用者を広告やデータ収集の“商品”として扱っているからです。

アドウェアが組み込まれたVPNアプリは、以下のような動作を裏で行います。

アドウェアの仕組み 説明
端末情報の収集 OS、端末モデル、IPアドレス、使用アプリなどを取得し外部へ送信
行動ログの記録 閲覧履歴、検索キーワード、使用時間、アプリ内操作など
ターゲティング広告の配信 収集データに基づき個別に最適化された広告を自動表示
不正な外部通信 ユーザーの同意なしに第三者サーバーと通信し、データを送信

こうした動作は、VPNの利用中にバックグラウンドで静かに実行されるため、ユーザーが気付きにくいのが特徴です。

アドウェア系VPNで知らないうちに情報が売られる例

無料VPNの“見えない代償”とは?

「無料VPNを使っただけなのに、なぜか広告が自分の行動にピッタリすぎる」

そんな経験はありませんか?

それ、あなたの行動データが広告会社やデータブローカーに売られている可能性があります。

1. 無料VPNの「収益モデル」は情報販売

無料VPNは、表向き「無料で便利な通信ツール」として提供されていますが、運営側はどこかで利益を上げなければなりません。

多くの無料VPNでは、以下のような“あなたの情報”を収集・販売することで利益を得ています。

2. 収集・販売される情報の例

収集される情報 利用・販売先の例
IPアドレス・地域情報 広告ターゲティング、ロケーション別の広告配信など
アクセスしたWebサイト履歴 行動分析データ、興味・関心のセグメント分け
使用中のデバイス情報 アプリ開発会社やマーケティング企業への提供
SNSや検索ワード 関連商品の広告表示に活用(たとえば旅行、買い物など)
利用時間・回数 アプリ利用の傾向分析や広告最適化のためのデータ

3. 実際にあった情報販売の例

  • Facebook広告と連動:VPNで閲覧していた商品の広告がすぐSNSに出てきた。

  • 詐欺広告や偽セキュリティ通知:VPNアプリが表示する広告に、ウイルス感染を装った警告が含まれ、クリックするとフィッシングサイトへ誘導。

  • ユーザーデータのダンプ販売:VPN運営企業が「数万人分の通信ログをデータブローカーへ提供」していたことが調査報道で発覚。

4. あなたの情報が「商品」にされる流れ

  1. 無料VPNアプリをインストール

  2. バックグラウンドで端末情報・行動履歴を取得

  3. 収集されたデータが、提携企業や広告代理店、データ販売業者に送信される

  4. その情報を元に、あなたの端末にパーソナライズ広告が届く

  5. 利用者には一切通知なし。情報だけが商品として扱われている

5. なぜ「気づけない」のか?

  • プライバシーポリシーが曖昧:あっても分かりにくく、細かいデータ提供の記述は省略されている

  • アプリの権限が広すぎる:位置情報、ストレージ、通話情報などが自動で許可されているケースも

  • ユーザーが「無料」を優先しがち:利便性だけで判断し、裏のリスクに無関心

実際に報告されたアドウェア系VPNの事例

以下に、実際に報告されたアドウェア系VPNの具体的な事例をいくつか紹介します。

これらは、無料VPNを安易に使うリスクを裏付ける実例です。

1. Hola VPN(ホラVPN)

問題点:ユーザーの回線を勝手に「販売」していた

詳細:無料VPNとして人気でしたが、ユーザーのネットワーク帯域を他人に貸し出す形で再販していたことが発覚。
→ 実質的にユーザーの回線が他人の匿名行動に悪用される恐れがある(DDoS攻撃や違法アクセスなど)

結果:広く批判を受け、セキュリティ業界では「絶対に使ってはいけないVPN」と認識されるように。

2. SuperVPN(Androidアプリ)

問題点:アドウェア・スパイウェア・バックドアの疑い

詳細:世界で1億回以上ダウンロードされていたが、通信内容を暗号化せず送信していた、個人情報の抜き取り、第三者への通信などの危険な動作が確認された。

結果:2020年以降、Google Playストアから削除。現在も「SuperVPN Free VPN Client」は要注意アプリとされている。

3. VPN Proxy Master

問題点:中国のサーバーにユーザーデータを送信

詳細:表向きは「高速・無制限・安全なVPN」をうたっていたが、通信ログや端末情報を収集して中国の外部サーバーへ送っていたとされる。

特徴:Google Playストアで高評価が多いが、評価の信憑性にも疑問あり。

4. Snap VPN / Turbo VPN / Free VPN by Free VPN .org™ など多数

共通点:無料・広告あり・中国企業が関与

問題点:実際にはVPN通信が暗号化されていなかった、またはパケットの内容が容易に解析できた。

その他:ユーザー行動を収集して収益化しているとの報道あり。

5. Psiphon VPN

問題点:通信内容の一部を広告ネットワークと共有

詳細:検閲回避ツールとして支持される一方で、通信に含まれる情報が広告会社のネットワークと共有されていた可能性が指摘されている。

危険なVPNの見分け方

―「無料だから」はもう通用しない。情報漏洩を防ぐために確認すべきポイント

VPNは本来、安全な通信を実現するためのツールですが、間違ったVPNを選ぶと逆に個人情報を抜き取られたり、マルウェアに感染したりするリスクがあります。

以下のチェックポイントをもとに、危険なVPNを見極めましょう。

1. 無料で制限なしを謳っている

「完全無料」「無制限の通信」「ログなし」といった言葉は魅力的ですが、運営コストをどう賄っているかの説明がなければ要注意。

収益モデルが不明なVPNは、あなたの通信データを広告業者や第三者に販売している可能性があります。

2. プライバシーポリシーが不明 or 曖昧

プライバシーポリシーが存在しない、または簡素すぎるVPNはNG。

「当社は情報を一切収集しません」と書いていても、ログの定義が曖昧だったり、例外規定が多かったりするケースも。

→ 例:「必要に応じて一部の情報は提携先と共有する場合があります」などの記述に注意。

3. 運営会社の情報が公開されていない

会社名・所在地・連絡先が不明なVPNサービスは危険です。

海外(特に中国・ロシア拠点)の企業が運営しているVPNには慎重になるべきです。

4. Google PlayやApp Storeで高評価だが、レビューが怪しい

星4以上でも、内容が「短文・テンプレ・不自然にポジティブ」なレビューばかりの場合は、サクラ(偽レビュー)の可能性があります。

本当に安全なVPNは、セキュリティ専門家やIT系メディアでも取り上げられています。ストア評価だけに頼らないようにしましょう。

5. 広告が異常に多い or アプリ内広告が過激

無料VPNでありがちなのが、「アプリを起動するたびに広告が表示される」「偽のウイルス警告に誘導される」など。

過剰な広告表示やスパム的挙動は、アドウェアが仕込まれている可能性があります。

6. ブラウザ一体型・スマホ最適化とうたうもの(特に無料)

Opera VPNなど、無料のブラウザ一体型VPNはトラッキング対策が不十分なことも。

通信内容を一部暗号化していない、または広告企業にリダイレクトする動作が含まれていることも報告されています。

7. ログポリシーの記載が「No-log」だけで終わっている

「No-log」と表記していても、実際には:

  • 接続時間
  • IPアドレス
  • 端末識別子(UUID)

を記録している場合があります。

真にログを残さないVPNは、「第三者監査済みのログレスポリシー」を公開しています。

安心して使える信頼性の高いVPNサービス

以下は、安心して使える信頼性の高いVPNサービス3選(NordVPN・ExpressVPN・CyberGhost)の比較と特徴まとめです。

VPNサービス 国名(本社) 特徴 ノーログポリシー 速度・安定性 日本語対応 料金目安(長期契約)
NordVPN パナマ 高速&セキュリティに強いバランス型VPN 第三者監査済み ◎(完全対応) 約500~600円/月
ExpressVPN 英領ヴァージン諸島 ストリーミング特化・海外コンテンツに強い 第三者監査済み ◎◎(業界トップクラス) 約1,000円/月前後
CyberGhost ルーマニア コスパと操作性に優れた初心者向け ノーログ保証 ◎(UIもわかりやすい) 約300~500円/月

NordVPN

  • 【特徴】:セキュリティと速度のバランスが優秀。ダブルVPNや脅威対策機能も搭載。

  • 【向いている人】:ストリーミングもセキュリティも重視したい人。

ExpressVPN

  • 【特徴】:速度・安定性が業界最高クラス。Netflix、BBC iPlayerにも強い。

  • 【向いている人】:海外動画視聴や高速通信を求める人。

CyberGhost

  • 【特徴】:コスト重視でも高品質。専用のストリーミングサーバーも多数。

  • 【向いている人】:初めてVPNを使う人や、費用を抑えつつ安心して使いたい人。

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